dancer support

福田智子さんの動画作品

何度かこのサイトでもご紹介しました

福岡出身のダンサー、福田智子さんが、


Photo by YUKO SHINDO

福岡市の文化エンターテイメント活動支援を受け、

素晴らしい動画を作りました↓

Breath, as you are 【福岡市文化・エンターテインメント活動支援事業作品】【Dancer SATOKO FUKUDA】

そんな智子さんから、メッセージを頂きました。

「2020年、コロナという驚異が世界中に広がり、ダンサーはじめ、舞台に立つパフォーマー、振付家、音楽家、舞台関係者、また様々なアーティストがどうすることも出来ず身動きが取れない状態になりました。そんな中、ふと大濠公園へ行ってみると、緑の香りが包んでくれて、ももち浜では夕暮れ空が、明日も頑張れ!と鮮やかなオレンジ色でエールを送ってくれました。私たちは、時々忘れてしまいますが、自然や空はいつもそこにあって、私たちに語りかけてくれています。あなたは、あなたらしくて良いんだよ、と。私の踊りにもインスピレーションをくれる自然、そして福岡の素晴らしいアーティストの方々のお力をお借りして、この作品は出来上がりました。そして、今、あなたがこの作品を見てくださることで、この作品は完成します。」


Photo by MAYUKO TAKEDA

「この映像作品作りにお力を貸してくださったアーティストの皆さま、そして優しい愛のこもった音を奏でてくださったピアニスト堀内 秀典先生に、心より感謝いたします。」

そう!この作品の曲は、なんと我らがほりっち先生の作曲なのです☆

「サビの部分と左手から始まる部分は自然と浮かんできて、あとは少しずつメロディを加えて行った感じかなぁ。さとちゃんが夕陽を見て手を広げてる写真を1枚借りて見てたよ(*^-^*)」


Photo by MAYUKO TAKEDA

だそうです♪

大好きな二人の、心揺さぶる作品。

with Soraya sensei💛

是非ご覧下さい!

さとちゃんのYou Tubeチャンネル登録も、宜しくね!

SATOKO FUKUDA

このさとちゃんの作品は、コロナ禍での希望の光のように思えました☆

素敵な作品を、有難う!

 

鷲見 雄馬さん

今日は、 ダンサーをサポートするため色んなプロジェクトを企画している東京からやって来た多才なダンサー 、鷲見雄馬さんをご紹介します☆

雄馬さんとは、昨年末の竹内翼バレエスタジオさんの第2回発表会にゲストで出演されている時に初めてお会いしました。その時はご挨拶くらいしかできなかったのですが、後日彼がTwitterで

「本気で訴えたいんですが、本格的にダンサーをサポートしたい方、一度集まりませんか?」

と呟いているのを見て、即食いつきました(笑)。

このツイートに反応したのは私だけではなく、多くの反響を見て

「この現状を何とかしたい!」

と、みんなが痛感しているのを目の当たりにしました。


ジョージア国立バレエ団 で踊っていた時の雄馬さん。

「日本の治療家やダンサーのレベルは決して低くないと思います。問題は、インフラとしての整備にあまり繋がっていないことです。 」

この後の雄馬さんのツイートを全部読んで頂きたいのですが、あまりの情報量と専門用語のため敷居を上げてしまってはもったいなので、先ずは雄馬さんがどんな方なのか、インタビューをご覧下さい!

なぜバレエを選んだのですか?

バレエを職業に選んだのは、とにかくバレエが好きだったからです。昔から音楽が好きだったので、留学できるかわからなかった高校の頃も、なにかしら音楽に関わる仕事がしたいなと思っていました。文章を書くのも好きでしたが、批評をする側よりは表現をする側でいたいなと考えていたので、踊ることを仕事にするのは本望でした。

バレエに関するできごとで、1番感動したことは何ですか?

一番感動したのは、モスクワのボリショイ劇場で踊った時だと思います。

所属していたジョージア国立バレエ団とボリショイバレエ団の合同公演で、ウラジーミル・ワシリーエフやセルゲイ・フィーリンも観に来ていました。


真ん中がニーナ・アナニアシヴィリさんと、セルゲイ・フィーリン さん!

自分がダンサーとして舞台に立っているのも不思議なくらい、始終圧倒されていた覚えがあります。


ウラジーミル・ワシリーエフ さんと!!

バレエに関することで辛かったことはありますか?

また、どうやって乗り越えましたか?

プロになって2週間目で膝の怪我を負い、1年以上まともに踊れなかったことです。

初めての国で、初めての劇場で、初めてのプロ生活なのにいきなり踊れなくなって、歯痒く、悔しい思いをしました。

怪我自体が治ったのは治療家さんの治療のおかげですが、一番辛かったのはメンタルで、これはとにかく自分の(身体に関する)知識のなさと努力不足を認めて、地道にできることを一つずつ始めるしかありませんでした。

今のお仕事をするようになったきっかけを教えて下さい。

いまはダンサーやジャイロトニック®︎のトレーナーのほかに、ソフトウェアエンジニアとして働いています。

バレエ団最後の2年間は、自分自身の怪我をきっかけに、バレエ団だけではサポートしきれない数々の問題をダンサーたちが抱えているのを実感するようになり、もっと自分が力になれたらと思う気持ちが日に日に強くなっていました。

そこで心機一転、自分の手でダンサーをサポートできるようなサービスを作ろうと考え、バレエ団を辞めて帰国し、一からプログラミングの勉強をしました。

いまバレエを通して望むことは?

いまこういった状況では、お客さまに劇場や舞台へお越しいただいて、バレエを知ってもらうことはできません。ですが、ダンサーは舞台に立って踊ることしかできないわけではありません。

バレエ団時代お世話になった劇場監督のニーナ・アナ二アシヴィリは、50代のいまもダンサーとして踊り、子育てもし、海外のバレエ団やバレエ学校での指導もこなしながら、芸術監督としてバレエ団を率いていました。

本当に偉大なダンサーはバレエの良さを言葉でも表現できるし、舞台に立つための努力はバレエ以外のどんなことにも活かすことができます。

プロのダンサーや教師の方々にはぜひバレエのそういった面についても発信していただきたいですし、プロを目指している方にはこの機会にバレエの歴史や作品の背景、解剖学なんかを勉強してほしいなと思います。

そこで!

5月4日(月)13時からジョージア国立バレエ団プリンシパル高野陽年さんと雄馬さんによる

第1回オンラインバレエ勉強会が開催されることになりました!

テーマは 「ダンサーって本当にアンドゥオールをしないといけないの?」 です。

「他の舞台芸術と比べたり、歴史や解剖学から考えたり。マニアックに攻めたい方歓迎」だそうです(笑)!

参加費は無料です!ハングアウトを使って行われます。

ご参加希望の方は、雄馬さんのTwitterかInstagramにメッセージを下さい、とのことです☆

Twitter: すみゆうま@ダンサーサポート

Instagram: sumiyuma

皆さん、フォローして下さいね!

また、今後の動きとして

「バレエ界やダンサーの就労環境に関するアンケートを出して、実態についてデータをちゃんと可視化するウェブサイトを作ろうとエンジニアのチームを組みました。

早ければ来週くらいにはアンケート公表する予定です!

あと治療家の方々にも声はかけていて、治療家チームを派遣して公演の帯同を行ってるNPOの方とも話し合ったりしています。

シリコンバレーのスタートアップイベントでプレゼンをしたり、イベントを開く計画を立てたりもしてたんですが、こちらはコロナでいったん停滞気味です…

バレエ団時代からダンサーのオーディションの相談とかにはよく乗ってたので、ジャイロの指導含め個人レベルでもできることはいろいろやろうと思ってます。」

だそうです☆

バレエダンサーの視点を持つ雄馬さんのプロジェクト、私は個人的に凄く楽しみ且つ期待しています☆

それと、先ず5月4日のバレエ勉強会!私も参加させて頂きます☆興味がある方は是非ご参加下さいね!

バレエ愛を持つ皆がもっともっと繋がって、助け合って行けるようなバレエ業界になることを私も切望しています。

雄馬さんの活動に関しては、またご案内させて頂きますね!

雄馬さん、有難うございました!