オープンスタジオステップス
大好きな正木志朋子先生
わたしがバレエショップで勤務を始めて
初めてできた顧客さまが、
熊本市でオープンスタジオステップスを主宰されている
正木志朋子先生でした。
今日は、そんな正木先生から
わたしが教えて頂いたたくさんのことを
皆さんに聞いてほしいと思います。
その人は、12年ぶりにバレエ業界に戻って
まだまだバレエの知識が乏しく
使えないスタッフのわたしを頼って下さり、
バレエだけでなく
人間の素晴らしさというものを、
その生き様でいやというほどに教えてくれました。
困難にあっただけで
卑屈になるような人間は、
まだ修行が足りない。
本当に苦労した人は、
良い人にしかなりようがない。
WEB上でどこまで先生の驚きの個人情報を
暴露して良いのか分かりませんが(笑)、
・実は体が弱くびっくりするような手術を
子どもの頃から乗り越えてきたこと
・発表会にもあまり出られなかったこと
・大学を中退して修行に出たこと
・20?歳で一大決心してスタジオを建てたこと!
・そのために恐ろしく働いていたこと!!
(これでもだいぶ割愛しています)
彼女は弱音を吐くこともなく、
すべて一人で乗り越え
それらの歴史を心配になるほど
面白おかしく笑い飛ばしていました(笑)。
先生と話していると、自分の悩みなんて
悩みじゃないと思えるほどでした。
生徒さんに踊る幸せを知って欲しい。
私のスポットライトは
スタジオで生徒さんが
美しいバレリーナになる時にあたっている。
生徒さん大好きな正木先生だから
あんなに踊れるのにコールドで人が足りない時は
ひっそり後ろで生徒さんに交じって踊られることもしばしば。
そしてブログにこの↑先生の写真を掲載した時も
「わたしは良いから生徒さんをもっと載せて!」
とクレームがくるほどでした(笑)。
そんなステップスさんの発表会には
正木先生のバレエへの情熱と
生徒さん一人一人への有り余るほどの愛情と
舞台芸術に対する真摯な姿勢が凝縮されていて
いつも涙が止まらなくて困ったものです。
わたしが大好きな、最後のレヴェランス☆
先生の愛情を一身に受けた生徒さんたちの
心のこもったご挨拶は、もう言葉にならないほどでした。
わたしの恩師もよくゲスト出演されていたので
スタジオのみんなで応援に行くのが
とても楽しみでした☆
ずっと応援して見ていた、正木先生の宝者の生徒さんたち。
わたしは一方的にステップスの皆さんのこと、
お友達だと思っています(笑)。
わたしの初代ブログのステップスさんの記事たち。
良かったら読んであげて下さい。
いつも感動をたくさん下さったのに
まだこの時、わたし写真がすっごく下手くそで申し訳ない。
今だったらもっとキレイにかっこ良く
先生とみんなのこと紹介できたのにな。。。
「ほあしっぺ。少し元気がないステップスを元気付けてね」
とバザーの依頼を受け、喜んで出店準備をしていたら、
先生の容体が悪化して、それは実現しませんでした。
「さっこちゃんのレッスンをたまに受けてあげて。
さっこちゃんが舞台に出たら観てあげて。
彼女の活動を、ほあしんが認めて
それをみんなに教えてあげて。」
先生と交わした最後の言葉です。
正木っぺ。
さっこちゃんは立派にスタジオを守ってくれてるよ☆
わたしはまだ先生がいないことが信じられないけど、
先生が教えてくれたことを、
みんなに伝えていくね。
5月28日は正木先生の命日だそうです。
皆さんも正木先生のことを思い出して下さいね。
楽しい思い出と学びを与えてくれて
ありがとう。